[ざくざくアクターズ] 攻略おっさん日記-その129-水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その35(始祖竜の叫び-その6)でち!

『ざくざくアクターズ』プレイ日記(ネタバレ全開)

▼解説っぽいなにか▼
…………………………

『ざくざくアクターズ』プレイレビュー
水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その35(始祖竜の叫び-その6)でち!


ヘルちん『なんとかアリウープさんを止めることができたわね……。』



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▼これまでのあらすじでち!▼
………………………………

秘密結社がアリウープに勝利しました。










━━竜の島 海底神殿━━
レプトス『何も、何も話してはくださらないのですか?』








アリウープ『お主等の勝ちじゃ。
紋章はここにある。
受け取れ。』









レプトス『何故……何故、そんなに死にたがるのです!?
どうして、始祖竜達は
死ななければいけないのですか!?』









アリウープ『……レプトス。
深奥に達するという言葉を知っておるか?』









アリウープ『計り知れない奥深いところに、
真実の知恵でも見つけたようなことを言うらしい。
お主達は今日、この世界の深奥に達したのじゃ。』









アリウープ『しかし、どうじゃ?
地上からこんな所まで降りてきて。
お主等は、この竜の島を通ってきて何を思った?』









アリウープ『何もないから殺し合いを重ね、
人を欺き、馬鹿げた研究を続け、奴隷をはべらせ、
暴力で子分を作り、それにも飽きたら更なる刺激を求める。』









アリウープ『ここが世界でもっとも深くて遠い場所……。
しかし、わしから言わせると、こんな所には何もなかったよ。』









レプトス『………。』








アリウープ『しかし、それでも、
リュージンもリュウビトも天を見ておる。』









アリウープ『何世代も重ね、人魚の薬の効果が徐々に薄くなり、
太陽を浴びても平気な者も出てきた。
しかし、わしら始祖竜が狂っておる限りは──』









アリウープ『地上は、己の欲望を満たす為の侵略対象にしかならぬのよ。
そして、その結果がどうあれ、わしらに太陽は拝めぬ。』









アリウープ『今日も、太陽から最も遠い場所で、
わしらは永遠に刺激を求め続けるのじゃ……。』









レプトス『だ、だけど、だけど大婆様は違うじゃないですか……!
大婆様は狂ってなどおりません!』









レプトス『我々、リュージンをちゃんと導いてきました!
だからこそ、私達は地上に登ることが出来たのです。
それも友好的に!違いますか!?』









アリウープ『買いかぶるな。わしもクズの中の一人よ。
ああ、心底楽しかったなぁ……今の命のやりとりは……!』









アリウープ『お主等が友好的に地上に出て行ったのは、
それは太陽作戦の手順として必要だったからというだけだ。』









アリウープ『始祖竜を全滅させるというわしの野望の為に、
ただ利用されていただけよ。
もう、わしのことは忘れよ。』









アリウープ『始祖竜が全ていなくなれば、
リュージンにもリュウビトにも無限の未来がある。』









アリウープ『侵略にしろ、手を取るにしろ、お主達が決めればいい。
ここから先は、お主達の未来じゃ。
望めば望んだだけの選択肢がある。』









レプトス『お、大婆様……。』








ミア『……かっこよくまとめた風だけど。
それはちょっと違うんじゃないかしら?』









ミア『結局、あなたの好きなようにやっただけじゃないの。
始祖竜はみんな死にたがっていたの?
死にたがりやはあなただけなんじゃないの?』









アリウープ『構わん。わしが好きで終わらせた物語じゃ。
責任はわしの命でとる。』









アリウープ『しかし、責めるのであれば、
先に首を飛ばしてからにして欲しいものじゃな。
耳の方もだるい説教を聞かなくて済むじゃろう。』









ミア『聞いてもらわなければ困るのよ。
どうやら、十分後のあなたがやって来たから。』









アリウープ『なに?』








ミア『レプトス。
あなたの出番よ。』









レプトス『はい???』








ミア『ほらっ。
あとはなんかこう……うまいことやりなさいよね?』









Σレプトス『は???
はえ……?ええ!?』









ローズマリー『ミアさん、投げっぱなしじゃないですか……。』








ミア『しょうがないじゃないの。
私達は家族でもなんでもないんだから。』









レプトス『あ、あの大婆様!
やっぱりその、私は大婆様に死んで欲しくありませんし、
もう、死ぬ理由なんて無いと思うんです!』









レプトス『手放しには喜べませんが……。
過激な始祖竜が倒れていなくなった今、
大婆様もリュウビトを煽動する理由がないでしょう?』









レプトス『そ、そうです!
始祖竜の多くが死に、混乱を極める今だからこそ、
正しい道を歩める指導者がいるのではないですか──!?』









アリウープ『レプ。正しい道など無い。
わしは別に侵略するなとは言っておらん。』









レプトス『だとしてもですね……!?あなたは必要とされています!
シュプールが、ププルが、リプトンが、みんなが!
あなたの帰りを心待ちにしております!』









レプトス『それこそ不幸ではありませんか!
あなたがリュージンのことを思ってくださるのなら、
これ以上、私達を泣かせないでください!』









アリウープ『…………。』








ヘルちん『少しくらい耳を傾けてもいいじゃありません?』








ヘルちん『レプトスさんは
必死にあなたを追いかけて来たんですよ?
お互いの死さえも覚悟して……。』









アリウープ『わしは狂人じゃ。
こいつらのリーダーには相応しくない。』









レプトス『人魚の薬の狂気のことですか……!?
それがなんですか!
そんなものに負けるほど弱いお人だったのですか!?』









アリウープ『弱いさ。今でも恐怖と後悔に頭がぐるぐると回っておる。
……これは墓場まで持って行こうと思っておったが、
あやつら亡き今、もう話しても構わないか。』









アリウープ『始祖竜達は皆その「人魚の薬の狂気」
拠り所にして、これまで生きてきたんじゃ。
どれだけ狂っていても最後の拠り所にな。』









アリウープ『しかし、
人魚の薬に人を狂気に走らせる力などない……。』









ミア『ええ?
で、でも、みんなが──それにあなただって。』









アリウープ『本当の自分は、人間だった頃の自分は
思いやりのある理性的で人間らしい「普通」であったと。
そう思い込まないとやっていられなかった。』









アリウープ『やがて、まともなのはメリュジーヌ一人となった……。
しかし、あれほど皆をまとめ、時には叱咤し、
人魚の薬に対抗する薬の製造を目指していたメリュジーヌが』









アリウープ『──ある日を境に急に狂ったことが。
ずっと気になっていてな。』









アリウープ『メリュジーヌはアンチ人魚の薬を作り出す為に、
大本である人魚の薬の研究もしていたのよ。』









アリウープ『そして、おそらくはその効果を詳しく知ってしまった。
……メリュジーヌ邸の化け物は大人しいものじゃろう?
ペコロドンもそうじゃな。』









アリウープ『わしも作ってみた結果、
人魚の薬は、ただ、人から化け物を作るだけの薬じゃった。』









アリウープ『人間のわしらには、思いやりがあり、
手を差し伸べることが出来て、平和を愛し、
他人の成功を喜び、ともに歩むことが出来る……。』









アリウープ『……幻想じゃった!
全部幻想じゃったよ!!









アリウープ『わしらが心まで化け物になったのは。
この突き動かされるような刺激への衝動は……!
わしらの心がただ弱かっただけに過ぎぬっ……!!』









アリウープ『一皮むけばタダの化け物だった!!
こんなこと──こんなこと──!』









アリウープ『あいつらに言えようか……。
あいつらに……。』









アリウープ『ただ人間の頃の思い出だけを……。
繰り返し思い出して慰みにしている仲間に……。』









アリウープ『わしは……それを………。
言えなんだ……。』









レプトス『み、皆さん!分かりましたよ……!
ちょ、ちょっとだけ待っていてくださいね……!?』









レプトス『大婆様……!顔を上げてください……!
大切なお願いなんです!』









アリウープ『よう、よい……もう、やめてくれ……。
お主は太陽の下に戻れ……。』









アリウープ『いつまでも惜しんでいたって、
ここにも、わしにも、これ以上は何もない……。
何も──』









レプトス『何もないことがありますか!
どうか顔を上げて、水面をご覧ください。』









レプトス『そこに何が見えますか?』

















アリウープ『……レプトスか??
何を泣いておる??』









レプトス『いいえ、大婆様!
それはあなたです!
アリウープ様のお顔ですよ!』









アリウープ『わし……じゃと??
ばかをいうな!こ、こんな子供みたいな──!?』









レプトス『そこに映っている顔が、狂人に見えますか?
これが、あなたなんです。
これが今のあなたの気持ちですよ……!』









レプトス『……大切なお仲間だったんですよね?』








アリウープ『な、なにかの間違いであろう……!?こんな!?
い、いや、仲間などではない──あいつらは!』









レプトス『何も隠す必要なんてありません。
何処にも敵なんていません。
あなたの痛みを、私にも聞かせてください。』









レプトス『私達は家族じゃないですか。
達観し、円熟したフリを続けていくうちに、
いつしか隠れてしまっていたんですよね?』









レプトス『あなたの最奥……。
純心はこんなにも痛がっていましたよ?』









アリウープ『わ、わしは──わしは──』








レプトス『きっと、
ここにやって来た人達も家族同然だった……。
みんなで夢を追いかけていたんですよね?
まだ、覚えているんですよね?』









レプトス『泣きわめいてもいいじゃないですか。
あなたの後悔を、怒りを──』









レプトス『悲しみを……。
この海底に眠る……
無数の家族に聞かせてやってください。
きっとみんな待っています。』









レプトス『終わったら、私が受け止めますから。ね?』








アリウープ『ううっ、ううううっ……!』








アリウープ『こんなつもりでは……!なかった……!
わしは、わしはただ──!』









アリウープ『メリュジーヌ、ボールス、ティムール、スミス、
許してくれ!ノア、セミラミス、シーザー、
ロムレス!許してくれ!!』









アリウープ『こんな海の底に誘ったわしを……。
ゆるしてくれ、ゆるしてくれっ……!!』









アリウープ『う……うわっぁあああああ……!!!』








そっとその場を去る秘密結社。

秘密結社はクールに去るぜ。








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━━秘密結社アジト━━
ヘルちん『というわけで、秘密結社は世界を救ったのでした!
グルメフェス──完──!』









ローズマリー『まだ終わっていませんからね?
ついでに、そのお話の中に、私も一緒にいましたからね?』









これにて一件落着かな?










デーリッチ-出撃

次回は水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その36(始祖竜の叫び-その7)でち!










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