ざくざくアクターズ | かんすと！◆LEVEL99AgA(◆LEVEL99q4Q)

『ざくざくアクターズ』プレイ日記（ネタバレ全開）

▼解説っぽいなにか▼
…………………………
『ざくざくアクターズ』プレイレビュー
雪乃の帰郷：前編だよ！

雪乃『故郷の皆の顔が見たい……』

記事の続きはこちらから

▼これまでのあらすじだよっ！▼
…………………………
シノブさんの「次元ポータル」が完成間近と教えてもらった。
「次元ポータル」があれば元の世界に帰ることが出来るんだ。
ハグレ王国のみんなには黙って出てきちゃったけど……
私、どうしても家族や友達に逢いたい……。

見送りにヤエちゃんも着いて来てくれた。
そのせいで、お祭りに参加出来なかったのに、
本当にありがとう……！

そして遂に私達は「次元ポータル」に到着したんだよ！

━━次元ポータル内━━
～雪乃は元の世界のゲートを捜索中～
シノブ『よろしければ椅子でもお持ちしましょうか？』

ヤエ『結構よ。お気付かいなく』

ヤエ『凄い数のゲートが見えたけど、
全部で一体幾らあるの？』

シノブ『66です』

ヤエ『66！？
あなた、それ一人で管理してるの！？』

シノブ『大した作業量じゃありませんよ』

ヤエ『……何か出来ることがあれば手伝うわよ？
私、暇してるから』

シノブ『ご冗談を。
王国の力は借りませんよ』

ヤエ『……そのわりには、
目の下にクマが出来てるけど？』
シノブ『……っ！！？
……仕事が残ってますので失礼します』

ヤエ『花火は時間通り上がっている……。
お祭りの方はうまくいっているみたいね…良かった』

雪乃『ヤエちゃーん！』
ヤエ『お、雪乃。見つかった？』

雪乃『ううん、全然！
めっちゃ広いんだよここ！？
結構綺麗だし！』

Σヤエ『観光客か！？』

雪乃『じゃあ、また探してくるね！』

━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━

━━翌朝━━

シノブ『おはようございます。
まだ、いたのですね……』

ヤエ『何よ、あなた。
昨日のこと怒ってるの？』

シノブ『いいえ、別に。
ああ、食事がしたければ無料配布してますからご自由にどうぞ。』

ヤエ『ああ、手が足りなくなったら言ってね
魔物掃除くらいなら手伝うから？』

シノブ『……同じことを二度言わせないでください。
王国の手は借りません』

ヤエ『……ふ～ん？』

ヤエ『くま、大きくなってんぞ？』
シノブ『……っっ！！？』

━━食事後━━
ヤエ『さて、暇になったわね……散歩でもするか』

雪乃『ヤ、ヤエちゃん！』

ヤエ『ん？どうしたの雪乃』

雪乃『あ、あの、探し物がっ……！！』

ヤエ『落ち着け』

ヤエ『……！！！
え……？あんた……まさか、もう……？』

━━雪乃の元世界が見つかったようです━━
ヤエ『これが……雪乃の世界？』

雪乃『うん、間違いないよっ……！！』

雪乃『ど、どうしよう……！？』

ヤエ『？？……これで帰れるんじゃないの？』

雪乃『でも、みんなとお別れになっちゃう……』

ヤエ『大丈夫よ、雪乃。
これ、相互ゲートだから』

ヤエ『向こうの世界に行っても。
期間内なら帰ってこられるわ』

雪乃『う～ん、でも……』

ヤエ『じゃあ、少し時間を置きましょうか。
まだ、三日程時間があるから』

ヤエ『だけど、早ければ早い程、
猶予のある選択が出来るから、
それは忘れないでね？』

雪乃『うん……』

━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━

━━その日の夕方━━

雪乃『再びゲートを開いても、
また、同じ世界に繋がるかどうかは
分からないんだってさ』

雪乃『どっちかっていうと低い確率みたい』

雪乃『迷ってるなら行った方がいいって、
シノブさんに言われた』

ヤエ『そっか……
そうね、それでいいんじゃない？
同意見だわ』

━━雪乃は故郷に帰ることにしました━━
ヤエ『元気でね』
雪乃『ヤエちゃんも、お元気で……！』

雪乃『……』
ヤエ『？』

雪乃『ゼッタイ戻ってくるよ！
時間いっぱいまで向こうで過ごして、
みんなに会ってきて、
それでまた、みんなの所に戻ってくる！』

ヤエ『そういう約束は心の枷になるわよ？』

雪乃『絶対に帰ってくるからいいの！』

ヤエ『……分かった。
じゃあ、『三日後』にまた会いましょう』

雪乃『うん、じゃあ、行ってきます！！』

━━雪乃ワープ後、シノブ登場━━
ヤエ『見てたの？
趣味が悪いわね』

シノブ『通りがかっただけです……
それより、いいんですか？』

シノブ『彼女はもう戻ってきませんよ。
土壇場で渋る人達は、
これまでも見てきましたが……。
戻って来た人は一人もいません』

ヤエ『……』

シノブ『さよなら、を言ってあげた方が、
良かったんじゃないですか？』

ヤエ『ゲート。
ちゃんと時間まで管理しておいてよ？』

シノブ『……聞いているんですか？
もう、帰ってきませんよ、彼女は──』

ヤエ『それを決めるのは、
あんたでも私でもないわ』

ヤエ『……三日後の雪乃よ』