[ざくざくアクターズ] 攻略おっさん日記-その119-水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その25(重油のような海の底から-その2)でち!

『ざくざくアクターズ』プレイ日記(ネタバレ全開)

▼解説っぽいなにか▼
…………………………

『ざくざくアクターズ』プレイレビュー
水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その25(重油のような海の底から-その2)でち!


プリシラ『私達の出番ですね。』



記事の続きはこちらから




▼これまでのあらすじでち!▼
………………………………

アッチーナ近辺で多数目撃されているリュウビトの上陸を防ぐ為にジュリア隊長からの依頼。
会議の結果、三隊に分かれて作戦行動することに。
ジュリア隊…リュウビトの巣に夜襲をかけて船を壊す。
プリシラ隊…海岸警備詰め所の防衛。
ヘル隊…「魔法使いの塔」のミサイルが狙われる可能性があるので塔内で監視&防衛。

ジュリア隊がリュウビトの巣へ夜襲をかけたが、既に出陣していたことが判明し、失敗。
しかも何故か今日に限って大軍で侵攻している模様。

ジュリア隊は敵軍からの逃走にはなんとか成功したが、息つく間もなく、
急いで大軍で攻められていると思われる海岸警備隊詰め所へ向かうこととなった。

今回は、時が少し戻ってプラシラ隊サイドのストーリーとなる。










━━プリシラ隊サイド━━
━━海岸警備隊詰め所━━
ゼニヤッタ『はい、オープン!
あら?あらら?』









ゼニヤッタ『まあまあ、また負けてしまいましたわ……。
今度のツーペアには自信があったのですが。
お強いんですね、イリスさんって!』

イリス『ゼニヤッタが弱すぎるんダヨ……(呆れ)』








プリシラ『それにしても、もう三時ですか……。
後三時間もあれば
夜が明けてしまいますね。』









イリス『はんっ……!クランキートゥディ!(今日はイラついてんな!)
羽の生えたチビに逃げられ、
新しい相棒のラブコールに失敗して、
ご機嫌斜めがフェアリーガール?』









プリシラ『あら?
それ、喧嘩を売っています?』









イリス『頭に火がついたのなら、
冷やしてやるゾ?』









ゼニヤッタ『ちょ、ちょっと止めてください!
お二人とも!』









プリシラ『100Gポーカーでいいかしら?』








イリス『オーケー。』








Σゼニヤッタ『トランプなんだ!?
ピースフル!(平和的!)』









警備隊員『す、すみません!
プリシラ一日隊長!ご報告があります!』









警備隊員『先程ここ(詰め所)に、
びしょ濡れのリュウビトが一匹、
上がってきていた
のです!』









警備隊員『驚いて、二秒ほど固まってしまいましたが、
すぐに教えを思い出して、隊長に報告に行こうと
走り出した途端に、また、海へと戻って行ってしまいました。』









プリシラ『ゴースト諸島の北東に、
北側を岩で囲まれた小さな島があります。
そこを拠点にしている可能性が高い。
そこへこちらから強襲をかける作戦で行きましょう。』









ゼニヤッタ『では、時間がありません。
すぐに準備をして、そこに向かいましょう!』









警備隊員『残る全員で隊長達のいない時間を、全力でしのぎます!
どうかお気をつけて!』









━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━



プリシラ『見えましたね。
あれが三つの岩山と珊瑚礁の一つ。
それから、更にその南西に行ったところに、
私達が目指す島があります。』









イリス『かなり速い船だな?
ここまで、すぐ近くのように感じたデース。』










プリシラ『如何ですか?イリスさん!
お姫様に相応しい船!一隻買われてみては!?』









プリシラ『プリシラクリッパーといいます。
まだまだ売り込みたい部分があるのですが、
時間が無いので、自重しておきますね。』









ゼニヤッタ『では、三つの岩山の裏を掃除後、
すぐに島に強襲をかけるということで……。』









プリシラ『ハイ!
皆さんの慈悲の無い奮戦に期待しています!』










岩陰に隠れている敵を倒していきます。








プリシラ『ここはもう大丈夫みたいですね。
では、目的地の島へ向かいましょう!』









━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━



目的地の島に到着。








イリス『ゼアイズイット……!(あった……!)
正面だっ!』









空(から)の船が出現!








プリシラ『ここには残っていませんか……?
ならば、他の船を──!』









他の船も空だった!








イリス『どうしたことデース??
また、空振りデスか?』









プリシラ『これは……気配がなさ過ぎますね?
いくら何でもこの段階で、
誰も騒がないのは──』









イリス『……オイ。
残ってる気配を一つ見つけた。
すぐにここを離れろ。』









ゼニヤッタ『残ってる気配?
僥倖ではないでしょうか?
そいつを沈めにやって来たのでは?』









イリス『エネミーは海の下にいやがる……。
どうやらここは、フィッシュポンド(釣り堀)だ。』









プリシラ『……っ!?
後方旋回っ!!
すぐにここを出ますよ!!』









イリス『……どうだ?
逃げられたか……!?』









プリシラ『すれ違いかとも思いましたが、
これは確実に嵌められたみたいです。
リュウビトは既にいません。
あそこは罠としての釣り堀でした……!』









イリス『入り江の底で大口を開けている竜がいたのさ。
おそらく、空の船で釣って
私達を竜の餌にする気だったのデース。』









プリシラ『ええ、既に警備隊詰め所に向かっている……!
すぐに船員の混乱を回復して、
援軍に戻らないと……。』









《海中から巨大な影が迫ってくる!》
イリス『シット……!
アリジゴク類かと思ったら、
巣から飛び出せるようダナ……!』









ボス『ディープシーサーペント』が出現!








イリス『──ヘイ!プリシラ!
こいつに時間はかけられないぞ!?』









プリシラ『分かってますよ……。
ああ、でも、ちょっと待ってくださいね。
……うーん……?』









ゼニヤッタ『ですから、何をしているんですか!?
早く戦闘配置に!』









プリシラ『いえいえ、ですから戦闘配置に──
あ、丁度良い角度に来ました!』









プリシラ『イリスさん……!
この船、まだまだ売り込みたい部分があるって
前に言いましたよね?
ちょっと、船の右腹を見てて頂けます?』









プリシラ『──この四十四門カノン!!』

             `゙'''ー ..,_         `゙''ー ,,,>.._,.. ,,,.゙"     .''-、    ヽ   .l   .!  r ̄ 、/    /
            - ..,,_"''― ..,,,_、 ゛..,,,_           `゙'''`-..,゛ rー      `'-、   .ヽ  . l  | │ 、,〃  //
           、 .`゙゙'''~      `゙゙''''― ..,,,_.     {   ミ      `'-、 \ ...l  ′ .i!iレ゛  ,/..彡
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       .l゙         二ニ-- ‘´    _,,.. -ー     _..-‐'″ .,..ー _/     .i′ ! .l,   、 \
       .l             'ニ―' ._,,.. -‐'''"゛     ,,, -'"゛.,..  ,/´ /    ,   .l゙  | ヽヽ ヽ  `-、
... --ー'''^゙´ .ヽ          _;;jjl″       ._,,, ._..-''"゛._.. ‐'´ ., / .../    ../    . l  ! .! .ヽヽ ヽ  .`'-,
        . ゙'ー ..,,..  .'“´       ,,‐'"  .''彡….‐'″ ,/゛ . ,/     ./   .,  !  ,!  !  .ヽ ヽ ヽ
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 ._.. ‐'″        ,..-'´  ./       ゛ .,i'゙,./  ./   / ./ .゙./,i/  /  /   i   .!  .|   ゙!.l   l,
'"           _. _/゛    l           ,ノン ./   ./  !    .;l′ .i′  !   .l   .|  l   /    ヽ
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      ...-'″ . /  -"    .、゙''―ー''゙゛./    /      .r  ,i",ノ .l゙   !   .!   .|  i i l l ! .l
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ゼニヤッタ『これは凄いですわっ!
竜がかなり怯んでいますわ!?』









敵に大ダメージ!
更に攻撃力低下、属性防御大幅ダウン!(゚∀゚)









━━数ターン後━━
もう一息!(゚∀゚)








ボス『ディープシーサーペント』撃破!(゚∀゚)








プリシラ『ふぅ、予想外にタフでしたね……。
あれだけ浴びせて沈まないのだから、
大したものです……。
アタッカーの皆さんありがとうございました!』









プリシラ『そうですね……。
出発からここまで大体40分ほど……。
戻る時間を合わせると一時間くらいですか。』









イリス『この速度で竜を撃破するとは思えないし、
クリッパーの速度も
奴らは知らないハズだ。』









━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━



━━海岸警備隊詰め所━━
Σプリシラ『えっ!!?』








『リュウビト兵士達』と戦闘!








ゼニヤッタ『大丈夫ですか!?
怪我は!?』









冒険者(ヒーラー)『ごほっ、ごほっ、だ、大丈夫です!』








ゼニヤッタ『もう一人の冒険者は脈がありません……!』








プリシラ『い、一体どうして!?
あなた達、何をしていたんですかっ!?』









イリス『……怪我をしているところ悪いな。
だが、ユーに聞かなきゃいけない。
何があったか速やかに
しかし、詳しく話をしてくれ。』









冒険者(ヒーラー)『は、はいっ……!皆さんがいない間に──
大体、十分強くらい前でしょうか?
リュウビト達が続々と水中から上がってきて。』









ゼニヤッタ『十分ちょっと??
そ、それだけでこんなに──!?』









冒険者(ヒーラー)『す、すみません……!
最初は私達も善戦をしていたのですが……!』









冒険者(ヒーラー)『戦って五分くらい経つと、
他より二回りほど大きなリュウビト
上がってきて──そいつに何もかも破壊されてしまって!』









冒険者(ヒーラー)『そ、そいつは、そのまま何匹か連れて、
外の柵を越えて海岸へと出て行きました!
思い出すだけでも恐ろしい……!暴力の塊のような──!』









ゼニヤッタ『全滅はしてないってわけですね!?
では、すぐに皆さんに救援を!』

プリシラ『…………。』
イリス『オイ、どうシタ?』








ゼニヤッタ『……プリシラさんは……。
ひょっとしたら、妖精戦争の時を
思い出しているのではないかと……。』









ゼニヤッタ『妖精達がハグレ王国と、
過去に大きな戦争をしたんです。
その時は、プリシラさんが
妖精達の指揮を執って──』









イリス『ヒョウヒョウとしている時は、
首を絞めたいくらい
憎らしくて頼りになる奴なんだが……!
ゼニヤッタ、リーダー交代だ!』









イリス『こいつが立ち直るまで私がリーダーを務める!
イイナ!?』









イリス『ヒーラー!
海上に出てる警備隊に援軍要請はしたか?』









冒険者(ヒーラー)『い、いえ、まだです!正確には出来ませんでした!
連絡に動いた者は倒されるか、
殺されるかして──』









イリス『いや、取れなかったのはいい。
むしろ、取れなかったのはベターだ!』









イリス『海上の警備隊が
動揺してこっちに回れば、
その隙を突いて、トカゲどもの船が雪崩れ込む。
バットラザー(むしろ)、それこそが奴らの狙いダ!』









イリス『よしっ!
レスキューに向かうぞ!
ヒーラー!ユーは歩けるなら同行しろっ!
生存者にヒールをかけるのが役目だ!』









イリス『乗り場の建物には、
ボートを縛っているチェーンの鍵束がある。
ボートが自由になれば、
アッチーナに向けて怪我人の搬送が出来る!』









イリス『夜更かしの過ぎるボーヤどもだ!
寝てなっ!』









『リュウビト兵士達』と戦闘!








イリス『ヘイッ!ダイヤボー!!(チンピラ!!)
ルックアットミー!(こっちを見ろ!)』









『リュウビト兵士達』と戦闘!








警備隊員(アーチャー)『ありがとう!
救援に来てくれて!』









イリス『あいつは……。
傭兵として来ていたエルフか……。
息はあるのか?』









警備隊員(アーチャー)『止血だけしておいたけど、
意識が戻らないわ……。
頭を強く打ってるのかも。』









《ヒーラーは回復魔法を唱えた!》
冒険者(ヒーラー)『……呼吸は安定していますし、
血も処置が早かったのか今は止まっています。
死に至るような傷は見られません。』









プリシラ『そうですか……ありがとう……。』








イリス『正直、本部を奪還するには戦力不足だ。
警備隊はもちろん、リュウビトもそこを目指す。
うじゃうじゃいるだろうさ。
真夏のゴキホイホイのようにな。』









イリス『ついでにこっちはくたびれ果てている。
ここに立て籠もって、
ジュリア達の帰還を待つのも
悪い選択じゃないぞ?』









ゼニヤッタ『確かに、ジュリア隊長達と合流できれば、
何が相手でも戦えますよね……。
でも、その行動は、
まだ戦っている人がいた場合は──』









プリシラ『戦いましょう──!
一人でも多く救えるのならっ……!』









イリス『プリシラ。
どうやら闘志が戻ったか?』









プリシラ『そうですね。
だんだんと腹が立ってきましたよ……!!』









イリス『……まだリーダーは返せないな。
ヘイ、スマイル。』









プリシラ『え?』








イリス『口角をにーっと持ち上げろ。
お前は笑っている時が一番怖くて強い。』









プリシラ『な、なんですかそれ……。』








イリス『ゼニヤッタはどうだ?
休んで待つか?突撃するか?』









ゼニヤッタ『……。
今、リュウビトが
ここを攻撃してこないということは、
本部で罠を張っている可能性もありますが?』









ゼニヤッタ『敢えて火中の栗を拾いましょう!!』








イリス『ハンッ……!
知らないコトワザだが、
気に入る響きもあった……!』









イリス『ユーはどうなんだ?
戦えるのか?』









警備隊員(アーチャー)『わ、私!?
弓矢を使えるけど、敵との力の差を考えると、
不意打ちくらいしか通らないかなと……!』









イリス『なら来い。
これから、朝まで戦争だ。』









警備隊員(アーチャー)『え、ええっと、
け、怪我人をここに置いていくの?』

イリス『どちらにしろ勝たなければ全滅ダ。』








イリス『サンキューヒーラー!
手当てはもういい、本部奪還に行くぞっ!』









━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━
━━━━



━━海岸警備隊詰め所本部━━
プリシラ『戦ってる──!?』








ゼニヤッタ『間に合いました!
選択は間違っていなかったようです!』









『リュウビト兵士達』と戦闘!








プリシラ『よしっ!こっちは片付きました!
あとは──!!』









プリシラ『この野郎っ!!
そこをどけっ!!』









ゼニヤッタ『挟み撃ち……!?
凄い数ですよ!?』









イリス『ハンッ、これで出揃ったか?
つくづく釣りが好きなトカゲどもデース!』









プリシラ『だけど、やるしかないっ!!
今しか救えないのよっ!』









大量の『リュウビト兵士達』と戦闘!








???『──待てっ!!!』








ジュリア『間に合った──と言っていいのかな……!?』








レプトス『ご無事ですか皆さん!?』








プリシラ『ジュリア隊長!?
レプトスさん!!』









ティーティー『おいおい、わしもおるぞ?
見落とすなよ?』









イリス『このギリギリでよく間に合ったな!?
まるでヒーローショーデース!』









レプトス『そちらとこちらの
パーティとを合流しますよ!?
宜しいですよね!?』









ジュリア『そうだ、奴らに見せてやろう!
私達の──ハグレ王国の戦い方をなっ!!』









大量の『リュウビト兵士達』と戦闘!








余裕の勝利!(゚∀゚)








レプトス『やった……!
火力防御力ともに申し分無いですっ!
圧倒的な戦力差ですねっ……!』









ジュリア『もはや、リュウビトも
我々には手が出せないだろう。
これで、この辺りにいるのは
全て倒したかな?』









プリシラ『あの、ジュリア隊長……。
ごめんなさい、任されておいてこの惨状で──』









ジュリア『お互い様さ……。
それより、怪我人の治療と搬送だ。
そして、情報をすりあわせて
現状の整理をしよう。』









レプトス『隊長……!
怪我人を乗せたボートは
無事に詰め所から離れましたっ……!』









ジュリア『うん……警備隊詰め所での戦いで、
確定した死亡者は一名だな……。』









ジュリア『他に、重体者を二名搬送中だ。
そちらが無事ならば一名で収まる。
どうやら、ここは激戦地になったようだな。
奮戦してくれて、まずはありがとう。』









プリシラ『……あの……。
私が言い出したんです……。』









プリシラ『私が敵の船を叩こうって言い出して、
それで、警備隊詰め所を離れてしまって……。
それさえなければ、
彼は死ななかったかもしれません……。』









ジュリア『難しい話だね。
そうだとすると、
奇襲作戦そのものを考えた私にも責任があるな。』









プリシラ『いえ、私が勝手に作戦を変えて──!』








ジュリア『だが、こういう時、
私が言う言葉は決まっている。
「責任の所在は後にしてくれ」
まだ、困難は終わってはいない。』









プリシラ『……すみません……。』








ジュリア『さて、改めて戦況の整理だが、
まず、こちらの島への奇襲の方は、
上手くいかなかった。』









ゼニヤッタ『動きがばれていたのですか?』








ジュリア『いや、そうではないようだ。
たまたま進軍中のリュウビトと
鉢合わせてしまったみたいだな。』









ジュリア『ただ、停泊した船は壊せなかったが、
私達を追ってきたリュウビトと
それに使った船をかなりの数沈められた。
戦果無しというわけでもない。』









ゼニヤッタ『ええっと……。
私達も敵が船を停めている場所に
奇襲をかけたのですが、
空船が多かったです。』









ゼニヤッタ『ただし、幾らかの船を見つけて、
事前に沈めることが出来ました。
それと、高速で動く
海竜のような敵を倒せたので──』









ゼニヤッタ『戦果自体はあったと思います。
その分、救援が遅れてしまいましたが。』









ジュリア『あの竜はそっちにも来てたか……。
海上の守りは、これ以上減らせないな。』









ティーティー『で、赤いリュウビトの方はどうする?
奴がまだ野放しになったままじゃ。
しかも、何処に行ったかもわからん。
このままだと、周辺の町にも危険が及ぶぞ。』









レプトス『そう、そうでしたね!
アレをなんとかしないと!
相当な戦力のようですよ!?』









イリス『奴を探すのはさほど苦労はしないネ。
こっちは頼れる情報を二つ持ってマース。』









イリス『一つ、
奴は他のリュウビトより二回りほどでかい。
一つ、
他のリュウビトを何匹も連れている。』









イリス『ビーチという視線の通る場所ならば、
夜中でも見つけるのはイージーね……!』









プリシラ『ねえ。
ここ、いらないんじゃないですかね?
警備隊詰め所。』









プリシラ『いらないって言っているんです。こんな所。
捨てちゃえばいいんじゃないですか?』









ティーティー『お。おいおい、待て……!
なんて言い方するんじゃ……!
これからも、ここにリュウビトが
攻めてくるんじゃぞ!?』









プリシラ『ええ、ですから。
くれてやればいいんです。』









レプトス『そ、そんなことをしたら
荒らされ放題、略奪され放題だし、
海岸に出ている警備隊員も
陸に戻れなくなりますよ!?』









プリシラ『既に荒らされ放題、
略奪され放題、
そこは、あまり問題にはなりません。』









プリシラ『あと、やってみて分かりましたが、
彼らはここを奪ったところで、
船を持ってきてないから、
海に攻めて出ることは出来ないんですよ。』









プリシラ『つまり海上の警備隊は安全なんです。
私達が勝って戻りさえすればね……!』









プリシラ『むしろ、詰め所で
略奪をしてくれるのなら丁度いい……!
一度に相手にするリュウビトの数が
その分減ります。』









プリシラ『なので、ここは
一人も残さず、何も取らずに──』









プリシラ『全員で!全力で!!
すぐさま赤いリュウビトを追うべきです!!』









ジュリア『……。
なるほど、思い切った発想だ……。』









ジュリア『だけど、その発想は……。
もしも、私達が負けたら、
海に出てる全ての人間が
死に晒されることになると分かっていてか?』









プリシラ『私達は危機を乗り越えて再び集結しました。
盾役、アタッカー、回復、補助、
ここには主力の全てが揃っています。』









プリシラ『そんな弱腰の発言は、
このメンバーに、
勝てる敵を用意してから言って頂きたい!!』









ジュリア『……反対意見はないようだな。
決めたぞ。これより全員で突撃する。』









ジュリア『それに私も思っていたところだ。
これだけ、うちの城を荒らしてくれたボスを、
一発ぶん殴ってやりたいってな……。
ついでに──』









ジュリア『このメンバーで、
負けるわけがないってのは私も同意見だ。』









イリス『ハハン……!
どうやら、やっと
プリシラにリーダーを返せそうネ。』









プリシラ『ありがとう。
ふところで、温めておいてくれました?』









イリス『草履かっ!』








ジュリア『各自、急いで準備にかかれっ!
準備が出来次第、アッチーナ海岸を東に向かい、
出合い頭に、赤いリュウビトを討つ!!』









総力戦だ!絶対に勝利するッ……!!










デーリッチ-出撃

次回は水着イベント「秘密結社をご存じ?」編:その26(重油のような海の底から-その3)でち!










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